UDとは?

年齢や身体の状況等に関わらず、誰もが安全に使いやすく、分かりやすい、暮らしづくりの為に、モノや環境・サービスを設計でデザインすることです。
1990年頃から米国の建築家ロナルド・メイス氏が、この考え方を本格的に提唱しました。彼と製品デザイナーであるモーリー・ストーリー氏を中心に環境デザイナーやエンジニア等様々な職業の人たちが集まり、「ユニバーサルデザインの7原則」を発表しています。
高齢者・障がい者などバリア(障壁)をかんじているひとたちだけが対象なのではなく、あらかじめあらゆるタイプ・状況下の人たちのニーズに対応し、解決していくことが、ユニバーサルデザインの基本です。
最近は製造業における「モノづくり」だけでなく、流通による「売り場づくり」や地方自治体による「マチづくり」「ヒトづくり」等、社会システム全体でユニバーサルデザインの考え方が採り入れられるようとしています。

ユニバーサルデザインの7原則

1 誰もが公平に使える

2 さまざまな使い方ができる

3 使い方が簡単で明確に理解できる


4 複数の感覚器官を通して情報が理解できる


5 誤った使い方をしても事故を起こさず、現状復帰できる


6 なるべく少ない身体的負担で使用できる


7 使いやすい大きさや広さが確保されている

 
 米国ノースカロライナ州立大学ユニバーサルデザインセンターのまとめ
 (1997年バージョン2.0) 訳:中川聰