年齢や身体の状況等に関わらず、誰もが安全に使いやすく、分かりやすい、暮らしづくりの為に、モノや環境・サービスを設計でデザインすることです。
1990年頃から米国の建築家ロナルド・メイス氏が、この考え方を本格的に提唱しました。彼と製品デザイナーであるモーリー・ストーリー氏を中心に環境デザイナーやエンジニア等様々な職業の人たちが集まり、「ユニバーサルデザインの7原則」を発表しています。
高齢者・障がい者などバリア(障壁)をかんじているひとたちだけが対象なのではなく、あらかじめあらゆるタイプ・状況下の人たちのニーズに対応し、解決していくことが、ユニバーサルデザインの基本です。
最近は製造業における「モノづくり」だけでなく、流通による「売り場づくり」や地方自治体による「マチづくり」「ヒトづくり」等、社会システム全体でユニバーサルデザインの考え方が採り入れられるようとしています。